岩手県・民話の里「遠野」

2020年01月06日

遠野は民話のふるさと。今もなお森や暗闇の中にモノノケたちが蠢いているかも知れません。おとぎ話のような「遠野の不思議なスポット」を訪ねてみました。

昔々あったずもな。

岩手には「羅刹」という鬼が住んでいた。悪事を働いて村人たちを脅かしていた羅刹は、三ツ石の神に懲らしめられ「もう悪さをしない」と約束し、巨石に約束の手形を押した。これからその地は「岩手」と呼ばれるようになったとさ。

どんとはれ。

小さな小川に祠があるカッパ渕は、遠野を代表するミステリースポットの一つです。

すぐ近くにある常堅寺というお寺が火災に遭った際にカッパが消化活動をしたという伝説が残されています。観光協会では「河童捕獲許可書」を販売。捕まえた人はいまだにいません。ってか!

常堅寺は今から520年前の室町時代に建てられましたが、かっぱ狛犬はコンクリート製なので、それほど古いものではありません。

果たしてカッパは存在するのか。信じるか信じないかはあなた次第です。←この言葉便利だね。

遠野には、多くの男根の形の石神が多く祀られています。この石は「金勢様」と呼ばれ、生産の神として信仰されていたようです。昭和47年に発見された山崎の金勢様は全長1.5mもある"立派なモノ"です。

「女性がタワシで擦ると、腰の病気に効果がある」といわれていますが、男性が擦っても効果はありません。これ以上は自主規制!

ジンギスカンと言えば「北海道」をイメージしますが、ここ遠野もジンギスカンが有名です。遠野で「焼肉食うか?」と言えば「ジンギスカン食うか?」と同義語だと言います。

本当はジンギスカンは鍋料理なんですが...

七輪の代わりにバケツを使った「バケツジンギスカン」なる独自の製品もあり、「炭の後始末が簡単」と好評です。

遠野最大の不思議スポットは、「続石」です。巨石の上に、バランスよく別の巨石が乗っかっているのです。伝説によると武蔵坊弁慶が作ったといわれていますが、そんなはずナイナイ! NAINAIシックスティーンです。「ジタバタするなよ、聖飢魔Ⅱが来るぜ!」です。

幅7m、奥行5m、厚み2mもあるため「それ、見たのか?」と突っ込みたくなるほどムチャな話に思わずノリ突っ込みしちゃいました。

遠野を巡るなら、レンタサイクルがいいですね。地元の人に道を聞いても訛りが凄くて何言ってるか分かりませんでした。そんなヤバさも魅力です。運が良ければモノノケに会えるかも知れませんよ!

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