北海道・タウシュベツ川橋梁

2020年01月06日

タウシュベツ川橋梁はダムの中にあり時期によっては水没するため「幻の橋」と言われ、静かなブームを呼んでいます。崩れてしまう前にYOU、行っちゃいなよ!

タウシュベツ川橋梁は、国鉄士幌線の一部として1939年から1955年まで利用されました。ダム(糠平湖)の建設により新しい線路が作られたため、タウシュベツ川橋梁は廃止され水の中に沈み、人々の記憶から消えていきました。

1997年に解散を控えた国鉄清算事業団により解体計画が立案されましたが、地元有志の保存活動が実って現在は上士幌町が所有しています。

最初に訪れた2000年頃は自由に行くことができましたが、知名度が上がるとともに訪れることが増えて、ツアーの参加が原則になりました。「

崩れそうな橋見てなにがおもろいねん!」と横山のやっさんに突っ込まれそうですが、人里離れた山中にあることがシュールなのです。ところでシュールって何?

タウシュベツ川橋梁に行くために、ひがし大雪自然ガイドセンターに申し込みました。ほぼ一年を通してツアーが実施されていますが、クルマで橋の近くまで行ってあとは廃線跡などで時間をつぶされる夏のツアーより、スノーシューで徒歩で見に行く冬のツアーの方が断然楽しいです。

「誰かが氷屋でも開いたのか?」と思うほど綺麗な氷を発見!

自然にこんなものができるのかと驚きました。

霜が花のように固まる「フロストフラワー」は、マイナス15℃以下の気温、無風、それほど厚くない氷、積雪なしという条件が重ならなければ見ることができない超レアな現象です。

切株に雪が浮き出た「きのこ氷」は、糠平だけに見られる現象です。現在ダムをつくるときは更地にしなければならず、こうした現象は起こりません。また地形と気象条件が合わなければ見ることができない自然現象です。

空を見上げればオオワシやオジロワシ、地上にはキタキツネやエゾシカ。山中にはナキウサギも生息しています。雄大な大自然と、そこに鉄道を敷いた先達の偉業をひしひしと感じ取ってください。

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