福島県・入水鍾乳洞

2020年01月08日

福島県のあぶくま洞の近くに、ひっそりと入水鍾乳洞があります。冒険心溢れるそこには、観光を超えた「ワクワク」「ドキドキ」時として「恐怖」が待ち受けています。非日常を楽しんでみましょう!

かつて「川口浩探検シリーズ」という人気番組がありました。探検家・川口浩が未開の洞窟に入り、新たなルートや新種を発見する「なんちゃってドキュメンタリー」です。それを実体験できるのが、この「入水鍾乳洞」です。

一般的な鍾乳洞は、特別な用意は必要ありません。日本三大鍾乳洞の「秋芳洞」なんか、障害者の方でも気軽に訪れられるように、エレベーターまでついてますからね。

しかーし!

入水洞はそう簡単にいきません。ロッカールームで水着に着替えなくては入ることができないディープなエリアです。

鍾乳洞は「楽勝コース」、「困難コース」、「激ムズコース」の3つに分かれています。

「激ムズコース」はインストラクターなしでは入り込めない「ガチ」の冒険になり、参加料も跳ね上がります。手軽に恐怖体験をしたいのなら「困難コース」を選びましょう。

ロウソクとビーサンをレンタルして探検開始!

なんで懐中電灯じゃないんだろう?

恐怖を煽りたいのか?

普通の鍾乳洞のようなライトアップはなく、灯はロウソクのみ。

足場には水が流れているので、転んでマッチを濡らしてしまったら闇の中を進むことになります。自分以外に客はいません。

岩場に体を挟まれて身動きできない場所もあり、「間抜けな格好のまま死んだらどうしよう」「笑われてもいいから引き返そうか」という思いが、12秒に1回くらいのペースで脳裏をよぎります。

勇気を振り絞ってBコースの執着に到達。

安堵と共に、あの道を再び戻るという恐怖に縮みあがりましたが、それが数分後に現実となることになるとは、思ってもいませんでした。

鍾乳洞は迷路のようになっていて、行き止まりも存在していますが、ライトアップしていないで、実際に行ってみないと行き止まりかどうかわかりません。

帰り道に迷い、暗闇を進むと「ここは行き止まりですよ」という女性の声が聞こえました。

「ご親切にどうも」

その時は気づきませんでしたが、行き止まりに女性が潜んでいたのは不自然ですし、もし人がいたとしても、灯もつけずにいるのはオカシイ。

本当に存在する人間だったのでしょうか?

信じるか信じないかはあなた次第ですが実話なんです。

ぎゃー!!!!!

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