北海道栗山町・食事処 名取屋
今回紹介するのは北海道・栗山町の「食事処 名取屋 」です。
昭和46年に栗山町に店を構えて50年以上の "ホルモン定食"が自慢の老舗食堂です。ご主人が調理、奥さんが調理補助、娘さんが接客をこなす典型的な家族経営で、娘さんの明るさが、お店をポップな雰囲気にしています(なんのこっちゃ?)
場所は国道234号線から栗山駅前方面に曲がった場所で、栗山赤十字病院の隣です。「これでもか」というほど幟が立っているので、すぐに場所がわかると思います。
店に入った瞬間、鍋蓋に歓迎されます。
これには「なべおさみ」もビックリ。「びっくりばこ箱ドン」だ!
※びっくりばこ箱ドンは、1972年4月8日から1980年3月15日までNHK教育テレビの『幼稚園・保育所の時間』枠で放送されていた教育番組。おにいさん:なべおさみ おねえさん:植木まり子
ホルモン鍋が人気ナンバーワンだそうで、店内の約8割の客がホルモン鍋定食を食べています。こうなったらもはや他の物を注文する気力などありません。キムチなどのトッピングも良さげですが、初回はシンプルに味わいました。
しばらくしてホルモン鍋定食が運ばれてきました。冷めないように鉄鍋を使用してる心遣いなんて、「にくいねこのド根性ガエル!」
鉄鍋はコダワリの逸品かと思いきや、Amazonでも購入できる普通のものだとか。割りばしの袋に「OTEMOTO」って書いてあるし、なかなかお茶目でいいんじゃないでかすかぁ?
ホルモン鍋はみそ仕立てで、ほのかにホルモンの癖を感じます。量がハンパなく、なべ底を掬うと大量のホルモンが現れました。
下処理がしっかりとされているので「ホルモンなんて臭くて食えねぇ」という人以外はイケちゃうんじゃないでしょうか。ま、そんな奴は食うな。
「白米と卵もタダものじゃない」と思っていたら、どちらも栗山産を使用していました。メシ屋で米がまずいなどありない話ですが、ラーメン屋のようなサイドメニュー扱いの店は長いこと保温されて、あめてしまう一歩手前みたいなのも多いですからね。
あ、「あめる」の意味が分からないですか?
「痛む」って意味ですよ。
ホルモン鍋定食は満足度が高く、月2回くらいのペースで食べたくなるおいしさでした。
ボリューミーですが、豆腐とホルモンがメインなので、カロリーは気にする必要なし。体が温まるからなのか、バイクに乗ったおっさん(俺もだべな!)がたくさん訪れていました。
いい店を発見できてよかったっすよ!
名取屋さんの娘さんがメッチャ頑張っていて、老舗食堂ながらもSNSを駆使した情報発信をしています。洒落が効いていて面白いので、Facebook・Instagramをチェックしてください。
SO YOUわけで初来店でした。
ぐわっし、ぐわっし。