岩手県・盛岡市「三ツ石神社」

2020年02月24日

「岩手」の県名の由来になったと言われる三ツ石神社は、盛岡駅からバスに乗り本町通1丁目で下車、徒歩で約10分 の場所にあります。周囲は民家や団地に囲まれているものの、三つの巨石が神秘的な雰囲気を漂わせています。

伝説によると、昔この地方に羅刹という鬼が棲んでいて、住民や旅人を脅していました。そこで人々は、三ツ石の神にお祈りし、鬼を捕らえてもらい、境内の巨岩に縛り付けました。羅刹は「二度と悪さをさない」と誓い、その約束として岩に手形を押しました。

この岩に手形を押したことが「岩手」の起源といわれ、鬼が再び来ないことから、この地を「不来方」と呼ぶようになったとさ。どんとはれ。

境内にある三つの巨石は、「岩手山の噴火により飛来した」と言い伝えられています。。しかし盛岡城跡公園の石垣に盛岡産の花崗岩が使われていたり、岡地方裁判所前の「石割桜」も花崗岩の巨石であることから、花崗岩丘陵上の自然石が露出したものと考えられています。

三ツ石神社は、テレビ岩手が2001年から放送を開始したローカルヒーロー番組「鉄神ガンライザー」のロケ地としても登場しています。ガンライザーの敵はもちろん羅刹。すでに9作品が放送されるなど、絶大な人気を誇っています。クランクイン前は、キャストが揃ってお参りするそうですよ。

岩に手形は残されていませんが、レプリカ?は残されています。

わざわざ行くほどのものではありませんが、ガンライザーファンにはたまりません。聖地巡礼として立ち寄ってみてください。

ちなみに、ガンライザーの肩は南部鉄器で出来ています。盛岡の鋳物は、慶長年間(1596年~1615年)に盛岡藩主南部氏が盛岡城を築城した頃に始まったといわれており、伝統に裏付けされた高い実用性を兼ね備えています。現在も高級炊飯器に用いられるなど、高い技術力が活かされています。

お茶ももご飯も美味しくなる南部鉄器。ぜひお試しあれ。

無料でホームページを作成しよう! このサイトはWebnodeで作成されました。 あなたも無料で自分で作成してみませんか? さあ、はじめよう