秋田県・超神ネイガーショー

秋田と言えばナマハゲ。その姿から悪の味方かと思いきや、実は山の神の使いです。寒い日に囲炉裏端にばかりかじりつき、何もしないでいると手足にできる火型である「ナモミ」を出刃包丁で剥ぎに来ることから「ナモミハギ」とも呼ばれ、一年の終わりに、家々を訪れて、悪い心や怠けた心を戒めると言われています。そんなナマハゲをモチーフにしたのが秋田の地産地消ヒーロー「超神ネイガー」です。

2005年に、元プロレスラーで秋田県にかほ市でフィットネスクラブ経営の海老名保氏と幼馴染の高橋大氏及び有志が「ネイガー・プロジェクト」を結成。「海を、山を、秋田を守る」の掛け声のもと、ショッピングセンターや道の駅などで、ショーを開催しています。

ショーの最初に「明日の秋田をダメにする」敵役、だじゃく組合の怪人が出てきて、観客をいじりながらユーモアたっぷりな悪だくみを行います。後半に「そんなことは許さねぇ」と言って超神ネイガーが登場。ハタハタ型の銃「ブリコガン」を乱射、本格的なアクションを展開したのちに、きりたんぽ型の剣「キリタンソード」やかまくら型ナックル「横手豪雪パンチ」などでとどめを刺し、負けた怪人が「覚えてれや!」の捨て台詞を残して去っていくという流れです。

基本的にショーの観覧は無料。同じ場所で一日2回公演の場合は、異なるストーリーが行われます。「たかだか子供向けのショー」とバカにするなかれ。年齢に関係なく夢中にさせてくれるエンターテイメントです。ネイガーの活躍はYouTubeでも見れるので、東北好き、ヒーローズき、もの好きは要チェックです!