【休止】北海道・東北 バイクサーカス

2020年01月08日

ワールドバイクサーカスは、スケールが大きい名前と裏腹に北海道・東北限定で活動するサーカスです。そのヤバさはサーカスと呼ぶにふさわしい迫力。世界で唯一のエンターテイメントなのです。

ワールドバイクサーカスは「ワールド」と言いながら、このサイトと同じ北海道・東北に活動のお祭りで開催されています。札幌まつり(北海道神宮例祭)に毎年参加。お化け屋敷や見世物小屋と並ぶ「祭りの立役者」です。

札幌まつりは3日間行われ、バイクは朝から晩まで一日中回っています。毎年見れるにもかかわらず、どの回も超満員。観客たちは固唾を飲んでショーが始まるのを待ちます。

バイクが樽に入るとゲートが閉じられ、プルルルルとエンジン音が轟きます。観客は直径約9メートル、高さ約4メートルの樽の中を覗き込きこんで「今か、今か」とショーの開始を待ちます。

遠心力を使って、400ccのバイクが樽の中を激走。

現在のメインライダーは、今はなきキグレNEWサーカスの花形だった藤田昭範さんです。

キグレサーカスは、世界でも数少ない鉄球の中をバイク3台で走り回る妙技を誇った実力派団体でしたが、惜しまれながら2007年に倒産しています。

観客がお札を差し出すと、タカのような目で獲物を捕らえに向かいます。一歩間違えばクラッシュ間違いないほど、樽のふちギリギリを攻めます。

人間、お金のためなら何でもできると思い知らされました。

千円札が多いですが、時には1万円札も!

700円の観覧料を払って、その7倍以上のおひねりを払う人がいるなんて凄い話じゃないですか。可処分所得が低い俺っちには、次元を超えた道楽です。

約8分間の間に、手放しやサイドサドル、シートに胡坐座り、目隠しライドなど、難易度の高い技を披露し、そのたびに歓声が上がりました。相当ヤバいっすよ!

ワールドと言いながらも、超ドメスティックなバイクサーカス。

深刻な後継者不足に陥っているらしいので、今のうちに脳裏に焼き付けてください!

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