北海道・くしろ湿原ノロッコ号

2022年01月02日

「くしろ湿原ノロッコ号」は、JR北海道・釧網本線 釧路~塘路(一部は川湯温泉)に限定運行されているリゾート列車です。開放感あふれる専用車両で釧路湿原を駆け抜けるため、運が良ければエゾシカやキタキツネに出会えます。旅好きをワクワクさせる、くしろ湿原ノロッコ号に乗車しました。

「くしろ湿原ノロッコ号」は、1989年6月24日に運行が開始されました。現在は4月から10月にかけて釧路湿原を約1時間かけて走行しています。運行本数は通常1~2往復、時期によって夕刻に発着する「夕陽ノロッコ号」や、川湯温泉まで延長運行などプレミアムなダイヤが組まれています。2021年は釧網本線90周年のヘッドマークが取り付けられていましたよ。

客車は指定席の専用車3両と、一般的な客車を改装した自由席1両の4両編成です。車窓は釧路川を望むボックス席窓側がベストですが、ダイレクトに窓に向かうベンチシートも趣があります。往路と復路で席のタイプを変えると、楽しみも2倍ってワケです。

こちらは自由席(オハテフ500-51)です。そういえば昔の車両には灰皿や栓抜きが付いていました。公共交通機関の中で堂々と煙草が吸えるなんて、モラルもデリカシーもない時代だな。

自由席の客車は、下りは先頭車両になるため運転席が設けられています。ちなみに現在「富良野・美瑛ノロッコ号」に使用されている車両は、くしろ湿原号のおさがりです。

ノロッコ号が走り出すと、車掌が「乗車証明書」を配りに来ます。往路と復路のデザインは異なるので、往復する際は必ずどちらも貰っておきましょう。実は後で知って焦りました。

※2021年情報です

釧路湿原走行区間は道路と並行していないので、いい感じで「湿原を走るノロッコ号」を撮影するのは困難。「どうしても撮りたい」というワガママな人は、カヌーやカヤックで川面から撮影したらどうっすか?

大自然の中を進むだけあり、沿線の林からエゾシカが「コニャニャチハ」と顔を出していました。鹿は線路をなめて鉄分を補給するので、列車を止めたり、轢かれることが多いんですよね。線路をなめるから鹿肉は鉄分が豊富なのかな? ←そんなわけねーべ!

車内には売店が設けられオリジナルグッズを販売。この日は家族連れが多く、ノロッコ号のチョロQが飛ぶように売れていました。

いいなあ、長い髪のかーちゃん、俺にも買ってくれよ!

お目当ては数量限定販売の「釧網本線全線開通90周年」のサボ。プラスチック製のチープなものを想像していたら、実物と同じ金属製でぶったまげ。

3,900円はお買い得だし、2021年限りの商品なので相当レア。なのに他に買ってる人を見かけませんでした。価値のわからない奴らだな。

冬は蒸気機関車がけん引する「SL冬の湿原号」が運行されます。2022年冬はこちらも乗車する予定です。なんと、たった今決めました。今回同様、JR北海道から公式な取材許可をもらうのが難しいので、その際は「キタユキびより」に掲載します。お楽しみに!

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