【閉店】北海道・大漁居酒屋てっちゃん

2020年04月29日

大手サイトの掲載を待たずに新型コロナウイルスの影響を受けて2020年4月に閉店した「「大漁居酒屋てっちゃん」 の記事をリライトしました。最後の営業の様子を懐かしみください。

「てっちゃん」は、地下鉄すすきの駅から3分ほど歩いた雑居ビルの7階にあります。エレベーターが開くと、何やら不思議な空間が出現しました。壁や天井を玩具やブロマイド、用途不明の得体の知れないものが覆い尽くしています。

この破天荒なお店こそ、安くて美味しい海鮮をお腹いっぱい食べさせてくれる「大漁居酒屋てっちゃん」です。「てっちゃん」こと、店主の阿部鉄男さんに話を伺いました。

阿部さんは京都や長崎で中華料理の料理人として腕を磨いたのちに、約40年前に「てっちゃん」を開店しました。個性的なお店づくりの一環として玩具やブロマイドをディスプレイすることを思いついたそうです。常連客が新しいものを持って来るなど次々とグッズが増えていき、現在のようになったと言います。

運ばれてきた舟盛りは、サケ、鯛、マグロ、ホヤ、ホタテ、カズノコ、クラゲ、ウニ、イカ、赤貝、ホッキ、エビ、エビのたたき、ニシン、ひず(鮭の鼻先にある軟骨)、クジラ、クジラベーコン、ホタルイカ、活タコ、えんがわの20種類が載る豪華さ。仕入れの状況によって品数は前後するそうですが、この内容で1人前1,500円(税別)とは驚きです。

その中でも味わってほしいのが「ホヤ」です。ホヤは魚にも貝にも属さない海産動物で、その形から「海のパイナップル」と呼ばれています。新鮮なホヤは海の恵みが凝縮されて感動するほどの美味しさ。なかなか他では味わえません。

海鮮以外にも、特性ダレのジンギスカンや、もつの煮込み、中華の料理人だった店主の自慢の「てっちゃん餃子」などが、いずれも600円(税別)で味わえます。お酒は秋田の清酒「高清水」を中心に、ビール、焼酎、ウイスキー、泡盛まで豊富に取り揃えていました。

新型コロナウイルスの影響を受けて、2020年4月10日にひっそりと閉店。45年間の営業を終了しました。

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