積丹で過ごす「秋からのサマータイム」
積丹でシーカヤックツアーを実施するガイドはいくつかありますが、約20年の歴史を持ち、積丹半島を知り尽くしている「積丹カヤックス」のツアーに参加しました。代表の西村 巌さん(千葉市出身)は、大学時代に自転車で北海道を一周した勢いで札幌の会社に就職。初めての海外旅行で体験したアリューシャン列島単独シーカヤッキングに刺激を受けて、2003年に積丹カヤックスを設立しました。
廃業予定から一転。古くて新しい宿
本日のお宿、黄色い外観が目印の「SRP網城荘」に到着しました。

秋の味覚「イクラ」も登場しました。ほどよい塩味とプチプチ弾ける食感がたまりません。白米にぶっかけて一気にかき込むのが一番。どの料理もおいし過ぎて、ご飯をおかわりしました。

オーナーの木滑雄大さんは、2016年に地域協力隊として神恵内村に移り住みました。住民の方々と接する中で、村に必要なものを考えたときに、コミュニティの場を作ることを思いついたそうです。時計店だった店舗をD.I.Yで改装し、2019年に漁獲したニシンを海中で一時的に保管する港湾施設「「ふくろま」を店名にしたカフェのプレオープンを開始。2020年に本格的に始動しました。

木滑さん自ら改装し、外観も店内も手作り感たっぷり。地域のコミュニティを目的に開業しましたが、思いがけず村外のお客さんの利用が多いそうです。村民から寄贈されたピアノやギターを使って、ちょっとしたセッションが開かれることもあります。

客室の壁などに描かれた絵は、岩内町の児童養護施設の子どもたちによるアートです。「1年に一度きれいに消して、"壁に落書きができる宿"として楽しんでもらいたいのですが、なかなか手が回りません」と言います。
